魂の11球で1億円が見えた。ソフトバンク森福允彦投手(25)が3日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み4600万円増の7000万円(推定)でサインした。

 来季1億円を狙えるまでに評価が上がったのは、日本シリーズ第4戦の6回無死満塁のピンチを、11球で無失点に切り抜けた「シリーズ査定」があった。小林至取締役(43)は「CS、日本シリーズの活躍はポイントがシーズンの2倍となる査定」と、査定が大幅アップしたと説明した。森福も「評価をしてもらって納得している。日本シリーズの投球も込みで評価してもらった」と納得の表情だった。

 今季は中継ぎとして60試合に登板し、4勝2敗1セーブ34ホールド、防御率1・13と堂々たる成績で、今後も中継ぎとしてフル回転するつもりだ。来年1月には巨人移籍が確実視される杉内と、鹿児島・薩摩川内市内で自主トレを行う予定。「来年も中継ぎをやる。下半身をパワーアップさせたい」。11球の熱投でタカを日本一へ導いた左腕が、来季は大台を目指し、マウンドに立つ。【奈島宏樹】