阪神電鉄本社で坂井信也オーナーにシーズン終了の報告を行った阪神和田豊監督の一問一答。

 -今季を終えて課題は

 和田監督

 まずスタミナ不足。精神力を含めて。8月以前と全く別のようなチーム、勢いになってしまった。

 -打線は低調だった

 和田監督

 開幕当初は西岡と福留の加入でガラッとムードが変わって、いいスタートが切れたけど、ポイントになる試合で描いていたベストメンバーで戦えなかった。

 -若手の底上げは

 和田監督

 大和が初めて規定打席にも達して、終盤は死球で離脱したけど、1ランク2ランク、レベルを上げてくれた。坂や今成、柴田あたりも頑張ってカバーしてくれました。

 -投手陣は頑張った

 和田監督

 数字だけでなく、1年間通じてよくやってくれた。先発陣もそうですけど、特にリリーフ陣がね。安藤、加藤、福原、筒井も含めて、少ない得点を守り抜いてくれた。

 -新人藤浪は10勝した

 和田監督

 2桁勝つことよりも、故障せず、1年間ほとんどローテを守ってくれて、10勝6敗と4つの貯金もつくってくれた。1年目でこれだけできてチームにもプラスだし、自信になると思う。

 -来季は3年目

 和田監督

 去年より今年、今年より来年。経験を積ませてもらったし、同じ事は絶対に繰り返さないという気持ちで、これからのチームづくりに生かしたい。