野球から五輪に“トライ”する。元ラグビー日本代表の吉田義人氏(44)が率いる7人制ラグビーのトップチーム「サムライセブン」が22日、東京・目黒区内の東大グラウンドでトライアウトを開催した。今秋の東都大学リーグで首位打者になった青学大・渡辺友太郎内野手(21=青山学院)が参加。正式種目となる16年のリオデジャネイロ五輪を目指し、競技転向をアピールした。

 短距離を切り返して走るシャトルランで、吉田氏が思わずうなった。「体が大きいわりに動きがいいねぇ!」。熱い視線が注がれた186センチ、86キロの渡辺は「切り返しは野球の動きが生かせました」と手応えたっぷりに話した。

 中学3年まで体を大きくするためラグビー部に所属。土日は野球をする二刀流だった。高校、大学と野球に打ち込んだが「友達の誘いもあって」とラグビー再挑戦を決めた。「五輪には出られたらいいなと思います」と3年後の大舞台に思いをはせた。

 オリックスを戦力外となった梶本勇介内野手(30)も参加するなど、7人制ラグビー転向を目指す選手が集結した。吉田氏は「金の卵がたくさんいる。このチャレンジが日本のスポーツの大きなターニングポイントになる」と五輪出場を見据えていた。【島根純】