ヤクルトが30日のドラフト会議に向けた指名リストの中に、育成枠での獲得も含めて白鴎大のラファエル・ミランダ・フェルナンデス投手(4年)を候補に挙げていることが23日、分かった。ブラジル出身で、180センチの長身から投げ下ろす150キロに迫る速球が最大の武器。関甲新リーグでは4年間で通算2勝のみと目立った実績のない“隠し球”右腕に対して、球団関係者は「まだまだ粗削りだけど、スピードもあるし、この先どうなるか楽しみな投手だと思う」と、将来性も含めて高評価している。今季3年目でブレークした村中ら若手投手の育成にも結果を残しているだけに、数年先の成長も見据え、「未完の大器」の指名の可能性は十分にありそうだ。