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2010年10月6日

ドラフト注目選手・伊志嶺翔大(東海大)

評価急上昇中の東海大・伊志嶺外野手

 ドラフト会議まであと3週間。ここにきて伊志嶺外野手の評価が急上昇している。オリックスは野手では最上位に評価。ソフトバンクなども高評価している。

 今年は大学生投手に人材が豊富と言われているが、だからといって12人揃っているわけではない。1位で投手を入札、抽選で外した球団が伊志嶺を外れ1位で指名する可能性は十分ある。さらには競合を避け、1位入札するチームがあってもおかしくない。

 伊志嶺はそれだけの魅力を持った選手である。50メートル5秒7の俊足。遠投115メートルの強肩。そして長打力を兼ね備えた打撃。「3拍子揃っている」というと、まとまった選手をイメージしがちだが、彼の場合は「3拍子ずば抜けている」と言っても過言ではない。

 今春の全日本大学選手権では15打数9安打の打率6割、2本塁打、7打点、3盗塁。その後に開催された世界大学野球選手権には日本代表の主将として出場。24打数11安打の打率4割5分8厘、1本塁打、9打点、3盗塁の大活躍でオールスターメンバーにも選出された。

 巨人長野のようにホームベースからやや離れた位置に立つ。リストが柔らかく、低めの変化球にも対応。フォームを崩されながらでもバットで拾うことができる。左右どちらにも長打を放て、俊足を生かしたセーフティーバントもうまい。選球眼も良く全日本大学選手権では7四球を選び、出塁率7割2分7厘をマークした。アウトに取るのが非常に難しい打者なのである。

 沖縄・宮古島の出身。興南が春夏甲子園を連覇。このところ沖縄出身の好選手が目立つ。ただ、プロ野球のスカウトの間では「沖縄の選手は成長は早いが、その後伸び悩む」という定説があるという。伊志嶺にはそんな定説を覆す活躍を期待したい。【福田豊】

 ◆伊志嶺翔大(いしみね・しょうた)1988年(昭63)5月12日生まれ、沖縄県出身。宮古島の平良中時代は投手で活躍。沖縄尚学で外野手に転向し2年の春夏甲子園出場。東海大では2年春からレギュラーとなり、2年秋、3年秋、4年春にベストナイン選出。国際経験も豊富で、2年時にハーレム国際、3年時に日米大学、4年時に世界大学選手権に日本代表として出場。178センチ、78キロ、右投げ右打ち。ポジションはセンター。

ドラフト2010
小関順二(こせき・じゅんじ)
 1952年生まれ、神奈川県出身。日大芸術学部卒。会社勤めのかたわら「ドラフト会議倶楽部」を主宰。本番のドラフト会議直前に「模擬ドラフト会議」を開催し注目される。その後スポーツライターに転身。アマチュア野球を中心に年間200試合以上を生観戦。右手にペン、左手にストップウォッチを持って選手の動きに目を光らせる。著書に「プロ野球問題だらけの12球団」ほか多数。家族は夫人と1女。
矢島彩(やじま・あや)
 1984年生まれ、神奈川県出身。5歳くらいから野球に夢中になり、高校時代にアマチュア野球中心に本格観戦を開始。北海道から沖縄まで飛び回り、年間150試合を観る。大学卒業後フリーライターに。雑誌「アマチュア野球」(日刊スポーツ出版社)などに執筆中。好きな食べ物は広島風お好み焼きと焼き鳥(ただしお酒は飲めません)。趣味は水泳。
福田豊(ふくだ・ゆたか)
 1962年生まれ、静岡県出身。85年日刊スポーツ新聞社入社。野球記者を11年。巨人、西武、日本ハム、アマ野球、連盟などを担当。野球デスクを7年勤めた後、2年間の北海道日刊スポーツ出向などを経て、現在は毎朝6時半出社で「ニッカンスポーツ・コム」の編集を担当。取材で世話になった伝説のスカウト、木庭教(きにわ・さとし)さん(故人)を野球の師と仰ぐ。「ふくださん」の名前でツイート中。

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