指揮官のくじ運に任せる!
広島は15日、スカウト会議をマツダスタジアム内で開いた。抽選になった場合は、野村謙二郎監督(46)がくじを引くことを確認。また同監督の意向もあり、亜大・東浜巨投手(22)を1位指名の最有力候補とした。
くじ引きが必至となっているドラフト戦線で、苑田スカウト部長が早くも祈るような気持ちでいる。「4、5球団が来ても、当たりくじを引いてもらいたい心境」。25日のドラフト会議では、野村監督がくじを引くことになった。
指揮官にとって、今年で4度目のドラフトだ。2年前は早大大石(現西武)を指名し、くじを外した。今回はそのリベンジとなる。球団としての当たりくじは、99年の河内までさかのぼる。
苑田スカウト部長は「野村監督の即戦力という意向は聞いている」と話す一方で、「先々を考えて補強している部分もある」とも話し、1位指名の決定を見送った。だが、監督の意向もあり、亜大・東浜が最有力の方針に変わりない。
他の候補としては、大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手、花巻東・大谷翔平投手の名前を挙げた。ドラフト会議前日となる24日、東京都内で野村監督を交えて最後のスカウト会議を開き、1位指名を正式に決定する。
外れ1位候補としては、NTT西日本・増田達至投手、駒大・白崎浩之内野手らの名前が挙がった。今年の場合、外れ1位指名も複数球団の指名になる可能性が高い。川端球団編成グループ長が「むしろ外れ1位の方が多くの球団が重複する可能性もある」というほど、激戦必至の情勢だ。
この日は他球団の1位候補を予想し、シミュレーションも行った。球団はドラフト当日まで情報収集を続行。最後に野村監督のくじ運に託す。【中牟田康】
◆広島ドラフトの傾向
東浜ら1位指名をくじで外した場合は即戦力を重視する。この日は投手、野手でそれぞれのリストを作成。一方で「菊池、安部らと世代の違う野手も必要」という声もあり、光星学院・北條史也内野手ら高校生野手もリスト上位に残っている。



