オリックスのドラフト2位、道都大・佐藤峻一投手(21=北見柏陽)が5日、北広島市内にある大学で指名あいさつを受けた。背番号は「31」に決まり、長村裕之編成部長(53)から即戦力としての高い評価を説明された。佐藤峻は「伏見と組んで、札幌ドームの日本ハム戦で投げたい」と、同じく3位指名の東海大・伏見寅威捕手(22=東海大四)との道産子バッテリーで、今季パ・リーグ覇者・日本ハムとの対戦を熱望した。
相思相愛の和やかな雰囲気のなか行われた指名あいさつの席上、オリックス長村編成部長の口から大きな期待の言葉が飛び出した。「将来は北海道バッテリーとして球団を担ってほしい」。それは佐藤峻自身も思っていたこと。すぐに笑ってうなずいた。そして球団あいさつ終了後に「伏見とバッテリーで日本ハム戦に投げたい」と胸の内を明らかにした。
前日4日、その伏見から「ちょっと遅れたけどよろしく」とメールが届いた。「早く1軍でバッテリー組む日が来るように頑張ろう」と返信した。高校時代、佐藤峻は東海大四・伏見の存在は知らず、対戦もなかった。2人は昨冬の大学日本代表候補合宿で一緒になった。そのとき練習試合で1度対戦したことがあり、「決め球のスプリットをレフト前に打たれました。読まれていました」と、打撃センスの高さばかりでなく、捕手として巧みなリードと強肩が佐藤峻の頭に刻まれた。ドラフトでは伏見も同じオリックスに3位指名され「仲間としては頼りがいのあるやつ」と笑った。
今は10日開幕の明治神宮野球大会(東京・神宮)に備えている。149キロ右腕、スプリットを決め球に最近、新たにチェンジアップも覚えた。この日、投手コーチに旭川出身の星野伸之氏が就任したことも知り「下半身の使い方とかを習いたい。体をしっかりつくって開幕1軍を目指したい」と胸をふくらませる。
179センチ、71キロで少し細身に写るが投手としてはバランスがとれている。身体能力も高く、巨人2位、チームメート大累進内野手(22=駒大苫小牧)と50メートル5秒7は同タイム。道都大の山本文博監督(57)は「100メートルなら佐藤峻のほうが速いかな」と話した。この日、背番号も「31」に決定、18日仮契約、25日入団発表と全く支障はない。後は道産子バッテリー実現に向け、2人で着実に力をつけていくだけだ。【中尾猛】



