西武からドラフト5位指名されたトヨタ自動車東日本(岩手)の山口嵩之投手(24)が28日、金ケ崎町の同社岩手工場で指名あいさつを受けた。

 会見では「ドラフトの日は驚きと興奮で、あまり覚えていない。実績がないのに指名してくれた球団に感謝したい」と緊張した表情で話した。石川工高卒業後にトヨタ自動車(愛知)に入社も、ケガに泣かされ4年で退部。1年間のブランクを経てプロの扉を開いた152キロ右腕は「野球を続けたいという気持ちが一番強かった。まず1軍で投げたい」と決意を新たにした。

 西武水沢スカウトは「経験を積んで、同じ岩手の菊池雄星を助ける存在になってほしい」とエールを送った。