日本シリーズMVPの西武岸孝之投手(24)が23日、埼玉・所沢の独身寮から東京都内のマンションに引っ越しした。ハワイV旅行は本隊より先に帰国し、家具を購入するなどして着々と準備。荷づくりは前日のうちに済ませ、入団から2年間を過ごした寮に別れを告げ、念願の1人暮らしをスタートさせた。

 一本立ちの決意とともに、気持ちを新たに、24日に契約更改交渉に臨む。2度目の交渉となる今回は秘策を用意。「紙に自分なりの考えをまとめて書いたものを持っていこうと思っています」。前回の交渉では、倍増の推定年俸7200万円の提示を保留し、球団側の査定を聞くことに終始。温厚な性格ゆえ、テーブルの席で争う交渉ごとには慣れていない。丸腰では戦えないと、アピール材料を紙にまとめて持ち込む考えだ。

 日本シリーズでは2試合合計238球を投げて2勝をマーク。3日間で先発完投、プロ初の中継ぎ起用にもこたえて逆転日本一の立役者となり、ファンに驚きと感動を与えた。8000万円の希望額とは開きがあるが「いい話し合いができればと思っています」。“イブ交渉”で球団のクリスマスプレゼントに期待していた。【柴田猛夫】