ヤクルト青木宣親外野手(28)が18日、都内の球団事務所で契約更改交渉、2000万円増の2億8000万円プラス出来高でサインするとともに背番号1を手にした。入団時の監督でもあり、背番号「1」の大先輩に当たる若松勉氏から新しいユニホームを手渡された。1時間半の交渉中、別室に待機していた若松氏から「長かったな。上げてもらったか」と笑顔で声をかけられると、姿勢を正しながら頭を下げた。

 若松氏が来ることは前日に知った。「はんこを押さなかったらどうするんだって思いましたよ。押せたから良かったけど」と苦笑いしながら、球団のサプライズ企画を振り返った。実は契約更改がこの日にずれ込んだのも、ユニホームの準備ができるのが、この日以降だったため。満を持してのお披露目式だった。

 若松氏は「3年間、空き番号で寂しかった。もっと早く付けても良かった。よく似合っている。1年でも長くつけてほしい」と思いを口にした。青木も長年の夢、ポスティングによるメジャー挑戦の話を今年はしなかった。「とにかく日本一になりたい。いろいろな意味でまた一からやりたいと思ってる」。結婚、手術と人生の転機を経た青木にふさわしい再出発を予感させた。(金額は推定)【竹内智信】