トラが優良助っ人軍に弾んでますなあ。阪神はジェイソン・スタンリッジ投手(32)の契約を更新したことを14日に発表した。単年で年俸1億円プラス出来高払い。今季途中からの年俸4000万円から2・5倍増となった。

 開幕直前に投手陣に故障者が続出したことから、4月の緊急獲得でチームに加わった。6連勝するなど11勝を挙げ、先発ローテーションの軸を担った。活躍が認められての大幅アップ。野手のマートンとブラゼルが来季年俸2億円の大幅増を勝ち取っており、投手にもバラ色の連鎖が広がった。

 スタンリッジはタテジマ2年目のシーズンに向け、意欲十分だ。帰国時にはさらに高い目標を掲げた。「今年は21試合に先発して11勝した。ただ、来年は30試合に先発すれば何勝できるか。自分自身で楽しみな気持ちもある」。単純計算すれば、15勝。来季から導入される統一公式球も米国に持ち帰り、トレーニングに励んでいる。

 阪神はランディ・メッセンジャー(29)とも来季契約が合意間近。ジャパンマネーをつかんだ助っ人陣は11年シーズンも期待できそうだ。