侍ジャパン投手陣が、決勝Tの前に米国で「適性テスト」を課せられることになった。2次ラウンド1組の1位決定戦後は13日(日本時間14日)から米アリゾナ州で最終調整をスタートする。ジャイアンツ、カブスとの練習試合などを経て15日(同16日)にサンフランシスコ入りして、17日(同18日)に開幕する決勝Tへと備えるが、首脳陣は乾燥など日本とは違う気候による影響や、硬いマウンドへの適応力などをアリゾナでチェックする。

 決勝Tの1戦目で前田健が先発起用され、牧田が守護神となる構想は固まっているほかは、流動的となっている。中継ぎなどの役割分担について、山本浩二監督(66)は「それは向こうにいってから(判断)」と方針を説明。与田投手コーチも「日本と何が違ってくるのか見ておかないといけない」と、現地で見極めてから青写真を練る考えを明かした。