ボクシングの元世界2階級王者・長谷川穂積(34=真正)が1日、再起戦となる5月9日のWBC世界スーパーバンタム級9位オラシオ・ガルシア(24=メキシコ)戦(神戸市中央体育館)に向けて本格的なスパーリングを始めた。

 3月上旬から始めたスパーは先月だけで通算49回となったが、フィリピン人ランカーと拳を交えて、さらに調整ピッチを上げていく。この日の4回のスパーでは伸びのあるストレートや、ロープ際に追い込まれても足を使って即座に体勢を入れ替えるなど、活気ある動きを披露。ミット打ちなどでも汗を流した長谷川は「しっかり自分の距離で戦える練習をすれば問題ない。スパーは合計120ラウンドくらいやりたい」と話した。