世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(38=米国)が「世紀の一戦」を制した。

 6階級制覇王者マニー・パッキャオ(36=フィリピン)に決定打を許さず、3-0の判定で勝利。鉄壁のディフェンスで最後まで決定打を許さなかった。

 試合直後にリングに設置された記者会見場で、勝利を収めたメイウェザーは冗舌だった。

 -勝因は

 メイウェザー 俺は知的だった。全てを計算し尽くしていた。今までの試合を見てもらえれば分かることだが、同じ試合運びをした。なぜならば、それが勝利への道だからだ。

 -苦しい場面をしのいだ

 メイウェザー 危険な相手には自分の間合いを保ってジャブを打ち続けろという父親の教えを守った。父親とチームの支えがなければ、この勝利はなかった。

 -パッキャオに対しては

 メイウェザー 敬意を表したい。彼こそ真の闘士であり、今この瞬間でも偉大なチャンピオンのままだ。実際に闘ってボクシングを極めた人間だということがよく分かった。きょう負けたからといってフィリピンの英雄が否定されるべきではない。

 -次の対戦相手は

 メイウェザー 今は自分の勝利を心ゆくまで喜びたい。今まで記者や評論家たちが好き勝手なことを言っていたが、あしたの新聞がどういう記事を載せるか実に楽しみだ。