日米のマットで活躍した米国人プロレスラーで「超人」と言われたハルク・ホーガンさんが昨年7月に71歳で死去してから約9カ月。Netflixの新作ドキュメンタリーシリーズ「ハルク・ホーガン:リアル・アメリカン」が配信された。番組の中で薬物への依存について語り、リンダ夫人と離婚後、WWEに次ぐ米団体TNA(トータル・ノンストップ・レスリング)に所属していた当時、肉体的な痛みを抑えるために命に関わるほどの量となる鎮痛剤のフェンタニルを服用していたと明かした。

このシリーズは昨年7月に心臓発作で急逝する前の最後のインタビューとなっていた。ホーガンさんは09年の離婚したリンダ夫人に「すべて」をささげたため、資金不足となって体調不良にも関わらず、TNAと契約したと説明。ただTNA契約時は万全に戦える状態ではなかったため、激しい痛みを抑える薬に頼るようになったそうだ。

ホーガンさんは「朝に80ミリグラムのフェンタニルを2錠、足には300ミリグラムのフェンタニルパッチを2枚貼った。1500ミリグラムのフェンタニル入りロリポップも6個食べさせられた」と回顧。続けて「薬局に行くと、店員から『あなたは死んでもおかしくない。これほど大量のフェンタニルを摂取した人間は見たことがない』と言われた」とも明かした。

当時、背中痛で苦しんでいた。あまりの痛みでベッドでは寝られず、いすに座って睡眠していたそうだ。ホーガンさんは「指をちょっと動かしただけで、背中全体がけいれんしてねじれてしまうんだ」と語るなど壮絶なケガとの戦いを振り返っていた。