大相撲の春巡業が22日、東京・大田区で行われ、新審判部長の尾上親方(56=元小結浜ノ嶋)が土俵下で審判を務めた。

紋付きはかま姿で取組を見守り、物言いがつくたびにアナウンスを担当した。13日に靖国神社で行われた奉納相撲で“デビュー”はしていたものの「テレビ目線と実際は違った」と率直な感想を口にした。

これまで審判部の経験はなく「全てが初めて。これから勉強しなければ」と気を引き締めつつ「恥はかきたくないが、恥をかくつもりで」と意気込んだ。

この日は幕内の取組で3回物言いがついた。結びの一番だった豊昇龍-琴桜では軍配差し違えとなるなど大忙しで「イヤだ、イヤだと思ったら来るみたい」と苦笑いを浮かべた。今後に向けて、審判部では「あやしい時には物言いをつけた方がいい」と方針を話し合ったと明かした。

春巡業は26日まで続くが「次は本番だと思う」と5月10日に初日を迎える夏場所(東京・両国国技館)を見据えた。【飯岡大暉】