協栄ボクシングジムの金平桂一郎会長(49)は21日、都内で会見し、元WBA世界フライ級王者坂田健史氏(35)が同日付でジム代表に就任したことを発表した。

 具志堅用高ら国内最多12人の世界王者を輩出した名門も、ここ2年は所属選手が世界戦から遠ざかるなど低迷している。同会長は「現場経験のある若い人が盛り上げていくことが必要だと思った」とジムOBの坂田氏に再建を託した。東京・稲城市市議を務める坂田氏は「今の協栄ジムは冬の時代。昔のような活気のある、日本一のジムにできるように強い選手を育てたい」と意気込みを語った。金平会長はプロモート業に専念する意向。