ボクシングのワタナベジムは23日、4月27日のトリプル世界戦(東京・大田区総合体育館)で、WBA世界ライトフライ級王者田口良一(29)が同級7位ファン・ランダエタ(37=ベネズエラ)と、同スーパーフライ級王者河野公平(35)が同級7位インタノン・シッチャモアン(29=タイ)と、ともに3度目の防衛戦を行うと発表した。両者は都内で会見し、KO防衛を宣言した。メーンではWBAスーパーフェザー級王者内山高志がV12戦に臨む。

 河野は昨年10月に米シカゴで亀田興を破って以来の試合で、国内で戦うのは1年4カ月ぶり。「世界王者がたくさんいる中で、河野は強いというところを見せたい」と意気込んだ。インタノンはWBAアジア同級王座を持つ、通算28勝(17KO)7敗1分けのサウスポー。6戦全勝(5KO)と相性の良いタイ人とあり「コンディションも良いし、倒すつもりで行く」。