前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者内山高志(37=ワタナベ)が18日、4月に2回KOで敗れた王者ジェスレル・コラレス(パナマ)に挑戦するタイトルマッチ(31日、東京・大田区総合体育館)へ向け、都内のジムで練習を公開した。「今日も見ましたよ。30回は見ているかな」と、前回の敗戦映像で研究を進めていることを明かした。

 アマ、プロ通じ、これまで相手の分析はほぼしなかった。自分のペースに持っていく抜群の技術、自信があった。だから、6年以上、11度も防衛した。ただし、今回はプロ初黒星を食った因縁の相手。「最初は心の傷が…。こう見えてナイーブですから」と、7月まで再生ボタンを押せなかったという。以降、倒された自分に向き合い打開策を探った。「ある程度は打たれる。ブロックしてから打ち返す」と見込み、この日のミット打ちでも確認した。