<プロボクシング・全日本新人王決勝:ミドル級>◇20日◇東京・後楽園ホール

 胡朋宏(21=横浜光)が東日本に続くMVPに輝いた。同じ兵庫生まれでアマ経験者の下野善道(24=西日本協会)との対戦。胡は3歳下も国体優勝の実力差を見せ、常に前へ出て強打を浴びせた。「一瞬効いたパンチもあった」というが、右ストレートに腰が崩れたところへ強烈な左ボディー。1回2分49秒でレフェリーストップ勝ち。昨年7月のプロデビューから5戦全勝オールKO勝ちとなった。「いい手応えがあったので、倒したかった。賞は考えていなかった」と遠慮がちに話した。日本ランク入りには「1つずつランクを上げてチャンピオンになりたい」と目を光らせた。