<プロボクシング:東洋太平洋女子スーパーフェザー級王座決定戦10回戦>◇9日◇東京・後楽園ホール◇1200人

 東洋太平洋同級2位水谷智佳(28=宮田)が、同3位金智娟(韓国)に8回TKO勝ちし、初代王者に就いた。序盤は距離を詰められて苦戦したが、6回からボディー打ちを中心に反撃。7回には相手をダウン寸前まで追い込むと、8回に右ストレートを見舞ったところでレフェリーが試合を止めた。昨年5月に予定されていた王座決定戦は、興行中止でお流れに。7月に再度、決定戦が組まれたが、今度は相手の計量失敗でノンタイトル戦になっていた。3度目の正直を実らせた水谷は「ホッとしました。ベルトはまだ実感がわきません」と感激していた。