全日本は14日、都内の事務所で会見を開き、3月21日の両国大会の一部カードを発表した。3冠ヘビー級選手権試合は、王者諏訪魔が3度目の防衛戦で、挑戦者決定戦の勝者KENSOと戦うことが決定。諏訪魔は「KENSO選手は、いろんな意味でものすごい驚異的。両国は俺の考えをぶつけた試合をしたい」と意気込んだ。

 同6日の後楽園大会では諏訪魔、浜亮太組-KENSO、ゾディアック組の前哨戦も行われることになった。このカードをめぐって、両者が早くもプロレス観の違いを披露した。KENSOはパートナーそっちのけで「俺が9割方、リングにいてやる」と宣言。一方の諏訪魔は「俺の考えるレスラー像としては、『いかにゾディアックを引き立てるか』が力量の見せどころじゃないかと思う」と首をかしげた。お互いを相いれないまま、3冠ベルトをめぐる戦いは早くもゴングが鳴った。