デビュー26周年を迎える女子プロレスラー堀田祐美子(44)が、8日に東京・新宿フェイスで旗揚げする新団体レイナにスーパーバイザー兼選手として参加する。当日はセミファイナルで豊田真奈美(40)とタッグを結成、ヘイリー・ヘイウッド、セウシスと対戦する。ほかに下田美馬(40)と栗原あゆみ(26)の、CMLL女子世界王座挑戦者決定戦などが行われる。

 選手の管理、カード編成にもかかわる堀田は「今の女子プロレスは、仲間うちで戦っているだけ。原点に戻って、外国人対日本人の戦いを見せたい」と話した。

 85年6月に全日本女子プロレスでデビュー。引退することなくリングに立ち続けている。「全日本女子から始まった、女子プロレスの老舗の味を受け継いできた。26年間戦ってきて学んだものを、若手に伝えていければ」と若手育成に意欲を見せた。

 全日本女子からフリーになり、AtoZを経て、またフリー。レイナが3団体目になる。その間、さまざまな団体の興亡を目の当たりにしてきた。「私たちの時代は、女子プロレスにあこがれと感動を持って入団してきた。今の時代は、それがない。その気持ちを伝えて、このレイナを私にとって最後の団体にしたい」と骨をうずめる覚悟だ。