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 GENOME>◇27日◇東京・両国国技館◇1万1600人

 小川直也(43)は、昨年5月のIGF大阪大会以来、1年3カ月ぶりの復帰戦を白星で飾った。弟子の沢田敦士とのシングルマッチを12分45秒、STOから寝技で締め上げて快勝。ゴング前に奇襲を受けるなど、強烈な打撃に押し込まれる場面もあったが、10分過ぎからは一方的な展開で仕留めた。

 「相手が自分の弟子だったので、難しい部分はあった。1年3カ月間、距離を置いていたこともあって、彼がどのぐらい成長していたか楽しみだった。でも、あいつもプロになった。1年3カ月ぶりだからといって、オレに手加減しているようじゃまだまだだと思ったけど、いいのももらった。気持ちの面でも成長していた」と、充実感を口にしていた。