25日開催のK-1

 WORLD

 MAX70キロ級日本トーナメント(大阪府立体育会館)に出場する森田崇文(23=レーニング東中野)が13日、K-1デビューとなる今大会を最後に引退し、漫画家を目指す考えを明かした。

 この日、都内のゴールドジムウエスト東京で報道陣に練習を公開。スパーリングなどで順調に調整を重ねた。RISEミドル級王者でプロ通算11戦10勝1分けの無敗を誇るが、森田は「(RISE王者としての)責任を果たしたうえで格闘技をやめるということで、今回の出場を決めました。未練があるのは、漫画の方です」と決意を口にした。

 富山一高1年からレスリングを始め、インターハイに出場。絵の才能にも恵まれ、漫画家を目指して上京した。少年雑誌で賞を獲得し、現在はアシスタントを務めている。「将来は、自分の経験を生かしてシリアスな格闘技マンガを描きたい」という。

 森田は初戦の準々決勝で、昨年準優勝の中島弘貴(23=バンゲリングベイ・スピリット)と対戦する。「中島さんは付け入るスキがないくらい強いので、全力で当たりたい。負けたら次はない。(K-1挑戦は)一発で決めます」と気持ちを高ぶらせた。