IGFのアントニオ猪木会長(68)が19日、年内残り3興行での全力投球を誓った。この日、米ニューヨークへの帰宅を前に都内で会見。12月2日のイノキ・ボンバイエ(東京・両国国技館)、同4日の東日本大震災復興イベント(福島・いわき明星大)、DREAMとの大みそか合同興行「元気ですか!!大晦日!!」(さいたまスーパーアリーナ)へ向けて「師匠の力道山が戦後の復興へ日本に元気をもたらしたように、格闘技を通じてリングの上から元気を届けたい。12月4日のイベントで今年を締めくくって、暮れは新しい年に向けて、明るいメッセージを発信したい」と話した。

 中でも12月4日に被災地・福島県いわき市内で行う復興イベントでは、リングを設置して試合を行い、ちゃんこ鍋3000食分の炊き出しを予定している。猪木会長は「いわき明星大の近くには、原発問題の影響で2800人が避難している。気分転換をして元気になってもらえれば。12月2日の興行にも招待したい」と自ら先頭に立って盛り上げるつもりだ。