<アイスリボン>13日◇板橋グリーンホール◇観衆247人(超満員札止め)

 藤本つかさ(30)がくるみ(13)を下し、ICE×∞王座2度目の防衛に成功した。

 この日、アイスリボンでは3年ぶりの開催となった板橋大会は超満員札止めとなり、大成功を収めた。かつて、この会場でつくしとエキジビジョンで戦っていた小学生時代のくるみが時を経て、藤本のベルトに挑戦するにまで成長を遂げた。

 藤本はくるみの猛攻に苦しみながらも防衛を果たし、「くるみはアイスリボンの誇りです。このベルトを賭けてメインで戦えたことは感慨深いです。でも、自分にとってこのベルトは豊田真奈美から取ったベルト、そう簡単に失うわけにはいかない。ずっと死守し続けます」と宣言。

 藤本は7・14新宿にてICE×60を奪取してから、60キロ以下の挑戦者限定だったこのベルトの体重制限を撤廃。ベルトの名称も“ICE×∞”に改めた。この結果、8・25後楽園で豊田真奈美(74キロ)、この日のくるみ(65キロ)と、過去のベルトでは挑戦することができなかった選手との対戦が次々と実現。ICEに”無差別”のイメージが浸透しつつある。「今アイスリボンにお客さんが入って、天狗になっているのかもしれませんけど、このまま(12・31)後楽園まで突っ走って大晦日も超満員札止めでいきたいと思います」と宣言した。