<プロボクシング:日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦>◇9日◇東京・後楽園ホール◇1429人

 王者・小原佳太(27=三迫)がV2防衛を成し遂げた。挑戦者となる同級2位の蓮沼テツヤ(33=角海老宝石)に対し、右アッパーや右フックを軸に手数多く攻め続け、クリーンヒットを連発。

 タフな蓮沼の粘る攻撃に手を焼きながらも、自身最長となる9回、左フックからの右を決めてダウンを奪った。同回1分42秒、レフェリーストップによるTKO勝ちで王座を防衛した。

 これで8連続KO勝ちとなった小原は「タイトルに挑む時の選手の気持ちとか力は強い。パンチをもらわないように気をつけました。次の目標は、次の防衛戦です」と早くもV3戦を見据えた。師匠の三迫会長は「タイトル戦は相手も頑張るもの。倒すタイミングがある。いけると思ったらガンガンいきなさい」との注文をつけていた。