7月25日のボクシング「トリプル世界前哨戦」(大阪府立体育会館)に出場する前WBC世界フライ級王者の亀田興毅(23=亀田)と、世界ライトフライ級11位の井岡一翔(21=井岡)が24日、大阪市内の井岡ジムで会見し、この日不在だったWBA世界フライ級王者の亀田大毅(21)を含め、対戦相手が決まったと発表した。

 興行のメーンを務める興毅は、過去に4度の世界王座挑戦経験(3敗1分け)があるセシリオ・サントス(31=メキシコ)と対戦。既に転級を表明しているスーパーフライ級のノンタイトル10回戦で行われる。3月にポンサクレック(タイ)に敗れ、王座陥落して以来の再起戦。初の階級とあって「どんなボクシングできるかが課題。下の階級から上げてるから、スピードを落とさないようにしたい」と意気込んだ。

 また井岡はフィリピン・ライトフライ級6位アルバート・アルコイ(25)と対戦。今回が東洋太平洋タイトル戦になる可能性もあったが、交渉が不発に終わり急きょノンタイトル戦に変更となった。「初めてのタイトル戦をやりたかったが、試合できるだけでうれしい」と話した。

 大毅は元世界ランカーのロセンド・ベガ(32=メキシコ)と、53キロ契約体重でノンタイトル10回戦を行う。その後、元WBA世界フライ級王者坂田健史(協栄)との初防衛戦が控えている。