新日本の中西学(41)が全日本のIWGPヘビー級王者武藤敬司のマネして、直接本人に挑戦状をたたきつけた。10日、全日本の「武藤祭」(東京・後楽園ホール)に乱入。武藤のモノマネコンテストに、カツラと付けひげをつけてサプライズ登場した。

 リング上で武藤に対峙(たいじ)した中西は「おいチャンピオン、のんきなもんじゃのう。次期挑戦者の中西学じゃ」と名乗りを上げ、観客の爆笑と歓声を誘った。ところが王者からは「お前、決まったの?

 聞いてないよ」とそっけない返事を受けた。

 道化の中西だったが目は真剣そのもの。「武藤が一番喜ぶやり方で登場してやったよ。後藤ぶっつぶして、おれがベルトを取り返す」と、やはり挑戦表明している後藤洋央紀との一騎打ち(15日、東京・後楽園ホール)での必勝を誓った。