過激な試合で知られるプロレスラーで前参院議員大仁田厚氏(51)は、私もいろいろな団体で過激マッチをやってきて「邪道」と呼ばれているが、プロレスの基本である「受け身」を(師匠の)ジャイアント馬場さんからきっちりたたき込まれたうえで、リングに上がっていると話した。

 馬場さんの教えにもあるが「プロレスの基本は受け身」だ。受け身ができない人間はリングに上がる資格がない、とも言われた。にもかかわらず、最近の一部団体の中には、受け身という基本すら習得していない選手に試合をさせたり、過激な技の練習をさせる例も目立つ。プロレスの基本をいま1度きっちり認識しないと、こういった悲劇が再び起きる可能性があると思う。