WBC世界フェザー級王者オスカー・ラリオス(32=メキシコ)が5日、同級3位粟生隆寛(24=帝拳)との防衛戦(12日)に向け、都内の帝拳ジムで練習を公開した。3回のスパーリングでは、メキシコ同級王者ヒメネスと激しい打ち合いを展開。レイノソ・トレーナーから「スピード、スピード!」と、粟生の速さを意識するような指示を受けた。
昨年10月の初対戦時以上に、今回は細部に神経を使っている。練習公開はこの日が最初で最後。時間をかけてメキシコとの時差を調整するため、これまでで最も早い、試合12日前に来日した。初対戦時には4回にダウンを喫した。「過去3本の指に入る厳しい試合だった。この試合は僕にとってリベンジになる」と力を込めた。見学した粟生の田中繊大(せんだい)トレーナーは「減量の時期にこれだけ動けているのは、すごく怖い」と、気迫のこもった王者の動きに警戒を強めていた。

