【バンコク(タイ)7日=大池和幸】元WBC世界バンタム級王者の辰吉丈一郎(38)が8日、バンコクで再起2戦目を行う。タイ・スーパーバンタム級1位サーカイ・ジョッキージム(19)とのノンタイトル10回戦を控えてこの日、試合会場のラジャダムナン・スタジアムで計量に臨み、契約体重を400グラム下回るバンタム級リミット(53・5キロ)で1発パスした。

 5年間のブランク明けで2回TKO勝ちした昨年10月の再起戦から約4カ月ぶりの実戦。試合前には約70回のスパーリングを重ねたが、前回以上に減量に苦しんだ。「前の試合と違って今回は(日本は)冬だったから。体重がきつかった」。それでもセコンドにつく元日本ランカーの戎岡彰さんは「全身の筋肉の張りが前と全然違う」と話した。

 初対面のサーカイには「鑑賞に来たんやないから」と目もくれなかった。計量後は日本料理店でエネルギーを補充。「あとは体を休めて、集中するだけ。勝つのは当たり前」。当日は世界戦で2度拳を交え、このほど現役続行を宣言した前王者ウィラポン(タイ)も会場で観戦予定。かつてのライバルの前で健在をアピールする。