WBC世界フェザー級タイトルマッチ(12日)に臨む王者オスカー・ラリオス(32=メキシコ)が9日、都内の病院で同級3位粟生隆寛(24=帝拳)とともに予備検診を受けた。

 首回りが昨年10月の対戦時と比べて1・5センチも太くなった粟生とは対照的に、32歳の王者ラリオスの体に前回との変化はほとんど見られなかった。粟生の体を見て「調整がうまくいったようだね。いい試合になるよ」と余裕の表情。体温が35・5度と低かったが、検診した向島祐コミッションドクターは「減量などはしていないようなので、平熱でしょう」と推測した。