7月13日の「K-1
WORKD
MAX
2009
世界一決定トーナメント
FINAL8」(東京・日本武道館)の組み合わせ抽選会が22日、福岡市内のホテルで行われた。日本人選手で唯一、勝ち残った山本優弥(24=青春塾)は、前日21日の1回戦で佐藤嘉洋(フルキャスト)を破ったドラゴ(24=アルメニア)との対戦を選択。年内で引退する魔裟斗(シルバーウルフ)のように「K-1の魂」を強調し、決意表明した。
魔裟斗の「K-1魂」を継承しようとしているのは「後継者」のHIROYAだけではなかった。1回戦突破から一夜明けて迎えた抽選会。山本は「日本で生まれたK-1の魂を持って、しっかり戦いたい」と表情を引き締めた。いつもは「自分が一番弱い」と控えめな男の言葉に、谷川イベントプロデューサーは「うれしいね。すごい謙虚でありながら大きなことを考えてほしい」と目を細めた。
「K-1魂」は対戦相手の選択からもうかがえた。トーナメントの選択権の4番目を与えられると、1回戦で佐藤を下したドラゴとの対戦を選んだ。佐藤のリベンジを誓うと、ドラゴに不敵に笑われた。「ドラゴは『へっ』って感じだった。日本人がなめられるのは嫌だし、それじゃいけない。絶対にやってやろうと思っている」。
日本のエースとしてMAXを引っ張ってきた魔裟斗とは1回戦前日の記者会見で話し「キックボクシング、K-1を愛している方だな」と感じた。その思いは自然に山本にも継承されていた。「周りは日本人1人ってあおるけど、僕がやることは一緒。実力は知れているので。でも、重要な役割を任せてもらった」。小比類巻の代役出場で8強入りした謙虚なラッキーボーイが「K-1魂」を胸に日本人最後のとりでとなる。【浜本卓也】

