WBC世界フライ級王者内藤大助(34)が26日に行う5度目の防衛戦が、中国・上海から東京都内に急きょ変更された問題で、内藤が所属する宮田ジムの宮田博行会長(42)は24日、東京都内で会見を開き、経緯を説明した。実質的な主催者だった同会長は「我々に監督不行き届きがあったのは事実です。すべての落ち度は私たちにあります」と謝罪。壇上で6度も立ち上がり、頭を下げた。

 中国のイベント代行業者に委託していた種々の手続きが滞り、予定の盧湾体育館が使用できなくなったことから混乱が生じた。同会長は、21日に「保険」として仮予約していた東京のディファ有明での代替開催を決め、この日発表した。ただし、急な会場変更で上海で前座で予定していた試合が行えず、内藤の世界戦1試合のみという異例の興行形態になった。

 日本ボクシングコミッション(JBC)は、公式試合の総ラウンド数は原則として32回以上、50回以下とするルールを定めている。12ラウンドの世界戦1試合のみになることに、JBCの安河内剛事務局長は「特殊ケースだし、認める」との見解を示した。一方で、今回の混乱について、同事務局長は「(宮田ジムに)事後処理をしっかりして報告をお願いしている」と話した。

 チケットは約1000席売り出すことを決めたが、準備の問題から当日発売だけ。価格も最高で3万円と、リングサイド10万円前後だった最近の内藤の世界戦に比べ、ディスカウントせざるを得ない。上海応援ツアーへの参加予定者の入場券について、宮田会長は「ご招待するつもりです」と説明した。