新日本は19日、東京都内の道場で入門テストを行い、12人が受検した。変り種は、米海軍の軍人だったフランシス・ウィリアムスさん(24)。今年8月まで、神奈川・厚木基地で戦闘機の整備士として勤務していたという。しかし、「人生を軍の中で終わらせたくない」と退役し、新たな挑戦を模索していた。そんな中、9月に新日本の米軍座間キャンプ大会を見て、あこがれのレスラーになることを決意。その場で菅林社長に入団を直訴したという。

 アメフト経験があり、高校や軍でのチームでは守備ラインとして活躍。189・5センチ、102キロの恵まれた体で、腕立て伏せ50回、スクワット300回などを軽々とこなした。試験官を務めた永田裕志は「素材は最高。運動能力は抜けている。あとはプロレスに対する情熱」と高評価。合格者は後日、本人に通知される。