日本初の2階級同時制覇を達成した長谷川穂積(29=真正)と粟生隆寛(26=帝拳)の次戦が、WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(34=帝拳)の防衛戦も合わせた「3大ビッグマッチ」になる可能性が浮上した。試合後、プロモーターで帝拳ジムの本田明彦会長が「2人とも次戦は来年3月ごろで(西岡も含めて)みんな一緒になった。重なるのならトリプル世界戦もないわけじゃない」と話した。

 実現すれば「日本対メキシコ」という対抗戦になる可能性もある。次戦は長谷川が3位ゴンサレス、粟生は4位グティエレスとの防衛戦が有力で、また、西岡の6度目の防衛戦の対戦相手候補には、現3階級制覇王者モンティエルの名前も挙がっている。実現すれば対戦相手が全員メキシコ人となり、日本との対抗戦というドリームマッチとなる。