新日本からフリーになった蝶野正洋(47)が、アントニオ猪木(67)が会長を務めるIGFのプロデューサーに就任した。29日に都内のIGF事務所を訪問。猪木と約2時間会談し、決定した。蝶野はかねて「自分の中で、レスラーとプロデューサー、プロモーターの3つがプロレス活動」と、リング外からプロレスに関わることを希望。恩師からのオファーに二つ返事でOKした。

 一方の猪木は、蝶野を業界再活性化のキーマンに期待。「蝶野は3バカトリオ(闘魂三銃士)の中でも知性派。あの世代が現役を退く前に、現場に伝えてほしいことがある。ゴルフ界だって、石川遼が出てきて変わった。若手に自分なりの色付けをして、彼のような選手を発掘してほしい」。蝶野は12月3日の「イノキ・ボンバイエ」(東京・両国国技館)から、興行演出のタクトを振るうことになりそうだ。