WBA世界フライ級4位の清水智信(30=金子)が、1階級上で3度目の世界戦に挑む。今月31日に東京・日本武道館でWBA世界スーパーフライ級王者ウーゴ・カサレス(33=メキシコ)に挑戦することが2日、発表された。07年にポンサクレック(タイ)、08年に内藤大助とWBC世界フライ級王者に連敗。今回は1階級上のチャレンジ。名城信男、久高寛之と日本開催の世界戦に3度臨んで2勝1分けと無敗を誇る「日本人キラー」に挑戦する。

 清水は「スーパーフライ級の経験がなく不安な面はあるが、準備はしてきた。『三度目の正直』でボクシング人生をかけてやりたい」と意気込んだ。今回は、WBA世界バンタム級王者・亀田興毅(24=亀田)のV2戦とのダブル世界戦。会見に同席した興毅は「大毅がカサレスと同じ右。スパーリングで協力したい。清水選手が王者になって、いずれ大毅が挑戦したら面白いな」と全面サポートを約束していた。