ジョー小泉氏がボクシング殿堂入り

 評論家、マッチメーカーとして活躍するジョー小泉氏(60=本名・小山義弘)が11日(日本時間12日)、今年のボクシング殿堂入りメンバーに選ばれた。日本人の殿堂入りは95年のファイティング原田氏に次いで2人目。小泉氏は「ほかにも業界に貢献した人がいるのに面はゆいが、ありがたいこと」と話した。

 64年からアジアのボクシング事情を欧米に英文で発信したジャーナリストとしての功績が評価された。神戸ジムの練習生だった17歳の時、米「リング」誌のアジア情報の間違いを指摘する手紙を送ったことで、東洋地区通信員を任された。白井義男氏(故人)以外の日本人世界王者54人のリポートを海外に発信した。

 大学卒業後はエンジニアとして働く傍ら、ボクシングのライターのほかにテレビ解説やトレーナーも務めた。85年に独立。現在はマッチメーカーとしても活躍している。小泉氏は「今回の受賞には『初心に戻って頑張れ』とカツを入れられた気がします」と活動継続を誓った。

 今回殿堂入りした元世界ヘビー級王者ラリー・ホームズ氏(米国)ら計12人とともに、来年6月8日に米ニューヨーク州カナストータのボクシング殿堂博物館で行われる式典に出席する。[2007年12月13日8時32分

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