大関稀勢の里(29=田子ノ浦)が、横綱日馬富士(31=伊勢ケ浜)に2度も屈辱を味わわされた。

 最初の一番は、頭から突っ込んできた相手を止めきれず土俵を割って土俵下へと転落。軍配は日馬富士に上がったが、物言いがつき、土俵際で日馬富士の左手がつくのと、稀勢の里の体が落ちるのとが同時と見られて取り直しに。

 だが、その取り直しの一番でも日馬富士の出足を止めることができず、一気に寄り切られて、土俵下へと吹っ飛ばされた。

 やや右足をひきずるように支度部屋へと引き揚げた稀勢の里は「くっそ」と悔しそうに舌打ち。苦悩するように左手で頭を抱えた。残り2日、白鵬と鶴竜の横綱2人との対戦を残し、7勝6敗となった。