大相撲秋巡業は10日、茨城・土浦市で開催され、大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が綱とりへ決意を新たにした。

 隣の牛久市出身で、少年時代には会場の霞ケ浦文化体育会館敷地内のプールに訪れたことも明かし「本当にありがたい。稽古場に行くと、みんなが声援を送ってくれた」と感謝した。朝稽古では最多12番で土俵を沸かせたが、3年ぶりの凱旋(がいせん)で「人気が減ったな」とおどける場面も。秋場所は10勝で3場所連続の綱とりに失敗しただけに「こういう結果で戻ってくるのは自分としても情けない。次回は良い状態で来たい」と誓った。