大相撲の西前頭筆頭大栄翔(30=追手風)が7日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われた、所属する時津風一門の連合稽古に参加した。関取衆の申し合いで14番、霧島と8番。計22番は大関霧島の25番に次いで関取衆で2番目に多く、10勝12敗だった。霧島に土をつけたのは大栄翔だけで「いい稽古ができた。自分の相撲を取れたのも、何番かはあった」と、手応えを口にした。

一門外から参加した前頭玉鷲と、互いに押し相撲ながら、組み合う展開となった相撲については苦笑いした。「差してしまったんですよね」と、流れの中で押しが差す形となり互いに密着。まわしを引きつけ合い、最後は寄り切って勝っただけに「本場所では、ああいう体勢になることもあるので」と、本来の形にならなかった時の臨機応変な対応を、前向きにとらえていた。