大相撲夏場所11日目の24日、横綱稀勢の里が休場し、関脇玉鷲との取組に懸けられていた52本の懸賞のうち、9本が取りやめで残りは他の取組に変更となった。

 今場所前の時点で稀勢の里の一番への指定懸賞は608本あったが、日本相撲協会の担当者によると、休場で辞退されるのは千秋楽までで約20本の見通しで、大幅な減少は免れそうだ。

 このほか稀勢の里と同部屋で大関昇進に挑んでいる関脇高安や、各日の結びの一番への変更申請があったという。15日間の総本数は2100本前後の予想で、過去最高の2015年秋場所の1979本は上回る見込み。担当者は「取りやめが少なく、広く大相撲を見ていただいて、ありがたい」と感謝した。