AKB48グループ国内5つ目の劇場が10日、オープンした。新潟を拠点に置くAKB48の姉妹グループ、NGT48の初日公演が、同市の商業施設ラブラ2内に新設されたNGT48劇場で行われた。

 AKB48から移籍したキャプテン北原里英(24)やAKB48を兼任する柏木由紀(24)、「かとみな」こと新潟市出身の加藤美南(16)ら、16人が登場。冒頭の自己紹介では、高倉萌香(14)荻野由佳(16)小熊倫実(13)らが次々と涙し、感激の幕開けとなった。

 初日公演前に行われたゲネプロでは、北原は「東京からも見に来たいと思っていただけるような公演にしたい」と意気込んだ。10曲目の「青空のそばにいて」では、感極まって涙を流す場面もあった。

 バトントワリング全国大会出場経験もある加藤は、アンコールの「唇にBe My Baby」の間奏で、手を使わずに側転する「側宙」を披露。「この技は、劇場公演でしかやらないことにしました」と明かした。北原は「劇場でしか見られないので、レアですね! みなさん、ぜひ足を運んでください」とアピールしていた。

 NGT48劇場の収容人数は295人。客席には左右に2本の柱があり、視界が遮られることもあるが、柱の上部にメンバーのアップ映像などが流れるテレビモニターも設置されている。「2本の柱は東京・秋葉原のAKB48劇場の名物でもあるが、関係者によると、AKB48劇場を踏襲したわけではなく、柱があるのは構造上の偶然という。劇場の上の階が駐車場なため、太い柱を外すことができなかったという。柱はAKB48劇場よりも太い。

 ステージ後方には、AKB48グループの劇場では初の開閉式LEDパネルも搭載され、曲に合わせた映像演出もあった。