NMB48須藤凜々花(19)が16日、東京・工学院大学新宿キャンパスで、自身の著書「人生を危険にさらせ!」の発売を記念した哲学講座を開催した。

 同作はインターネット通販サイトamazonの3部門でランキング1位となり、即完売。重版も決定するなど好調な売れ行きをみせている。

 須藤は「みなさまのおかげです。ありがとうございます。アイドルだからっていう部分もあると思うけど、握手会とかで話をきいて、内容で評価してくださっている人もいることがわかるので、そこはうれしいです」と笑顔をみせた。

 大学の教室での講義ということもあり、「大学で哲学を学びたいという気持ちはめちゃくちゃあります。聴講に行ったりもしていました。大学ではなくてこっちを選んだので、今は知識としてよりも実践として哲学を身につける時期だと決めているので、アイドル卒業してから、大学入って勉強します」と話した。

 周囲の変化を聞かれると「他のグループのメンバーもすごい読んでくださっていて、アイドルについての認識が変わったって言ってくださったり、ファンの方からは『ゆりぽんそのものの存在として好きだよ』とか『アイドルという属性を外しても人間として好き。だから恋愛しても僕はかまわない』とか哲学的な告白を受けるようになって、ときめきますね」と話した。

 夢である「哲学者」へむけ、意識も変わってきており「本を書くことでめっちゃ成長できました。哲学者は自分の人生で自分の哲学を証明しないといけないので、今までより確固たる決意で、哲学者になりたいという気持ちに熱が入るようになりました」。

 6月に行われる「第8回AKB48選抜総選挙」ではランクインが期待されている。先月の同作の発売記念イベントでは、目標の1位にならなかったら「マイクロビキニになる」という公約を掲げていた。この日も総選挙について触れ「ランクインしたら、多分危険なスピーチをすると思います。このあいだ内容の相談したら、ちょっと無理って言われた。でも私は言っちゃうと思う。地上波で、私の生き様が見られると思います」と話した。

 この日の講義では、共著者の政治社会学者、堀内進之介氏と共に登壇した。一般から寄せられた人生に関する相談について答える形式で進行した。「哲学は小難しいイメージがあると思うけど、そんなことなくて、哲学は実践するものだと知ってもらいたいので、これからも私の実践する哲学をみなさんに見ていただきたいと思います。絶対哲学者になります」と高らかに宣言していた。