14、16年に2作公開され、累計興行収入27億円を記録した、佐々木蔵之介(58)主演の映画「超高速! 参勤交代」シリーズの約10年ぶりの新作「-フルスロットル」(本木克英監督)が、27年に公開されることが14日、分かった。
映画第1作は、1万5000石の小藩・湯長谷藩が江戸幕府から突然の参勤交代を言い渡され、佐々木演じる実在の藩主・内藤政醇が、8日かかる参勤の道のりを5日で行う難題を頭脳戦でクリア。第2作「-リターンズ」では、政醇が道中で出会った深田恭子(43)演じる遊女お咲を側室に迎え、交代で帰郷する道中で農民一揆が起き、2日で帰らなくてはならず急いで戻るも城が奪われ、陥った改易の危機に挑む姿を描いた。
今作は、藩の存亡をかけて14日かかる道のりを5日で参勤する姿を描く。伊原剛志(62)寺脇康文(64)上地雄輔(47)六角精児(63)柄本時生(36)西村まさ彦(65)らも前作から続投する。
俳優陣コメント全文は、以下の通り。
▽佐々木蔵之介(内藤政醇役)「超高速!参勤交代」が10年ぶりに帰ってきます! これまでひたすらに走ってきましたが、今回は空を飛びます。それはありなのか?!と、私も思いました。でもそもそも『超高速!参勤交代』だからこそ、エンターテインメントとして存分に楽しんで頂けるよう、皆で持てる力を結集しました。金ナシ人ナシ時間ナシは変わらず、怒濤のピンチも知恵と勇気で飛び越えます。さすがにおバカだなぁなところもありますが、一生懸命だからこそのおかしみと、笑って応援くださればありがたいです。そしてさらに、立ち回り!武芸百般、一騎当千の湯長谷藩士の殺陣、今回も一切抜かりなし、本領発揮です!! ま、でも空は飛びます。皆さまのお越しを、劇場でお待ちしております。
▽深田恭子(お咲役)10年ぶりの続編と聞いたときは本当に驚きましたが、また皆さまにお会いできるうれしいでいっぱいでした。新作も、皆さまを驚かせるようなあらゆる方法を使って参勤交代を行います。政醇様との距離感も縮まり、お咲自身も今までとは違う強さを身につけているので、今回はその芯の部分を大切に演じました。劇中では「こんなことしていいんだ!」と私自身もびっくりした衣装で登場するシーンもあるので、ぜひ楽しみにしていてくださいね(笑い)。男性陣の迫力ある殺陣や、困難に立ち向かっていく姿は本当にすてきに描かれていると思います。終始楽しい気持ちでご覧いただける作品になっていますので、ぜひご期待ください!
▽伊原剛志(雲隠段蔵役)段蔵は新作までの10年、山にこもって何してたんでしょう(笑い)。気ままに修行でもしていたんですかね。相変わらずひょうひょうとむちゃをやってのけています。湯長谷藩の面々のことは常に動向を気にしていて、なんだかんだ放っておけないんでしょうね。何でもできてしまう作品ですけど、作る人が大変ですよね。空まで飛ぶなんて、さすがにこれが最後でしょう(笑)。皆さんの想像をはるかに超える、とんでもない作品になるはずです。ぜひ劇場で見届けてください。
▽寺脇康文(荒木源八郎役)最初はびっくりしましたが、またあの仲間に会えると思うと本当にうれしかったですね。久々に現場でズラッと並んだ時は、「アベンジャーズみたい……いや、オジンジャーズでしょ」なんて冗談を言い合っていました(笑い)。年月は経っても、いつまでも情熱的に現場に臨む仲間たちの熱量は全く変わっていません。今回も荒木は、裏表なく武骨に殿を守り抜きます。岩場を登り、走り、長回しのアクションに挑み……正直、かなり疲れました(笑)。泥だらけの顔になるくらい、シニア藩士たちが全力で走って、飛んで、転がってアクションしています!ボロボロになりながらも熱く奮闘する我々の姿を、皆さんお誘い合わせの上、ぜひ劇場で見届けてください。絶対に幸せになれます!
▽上地雄輔(秋山平吾役)久々に全員がバーンとそろった時は「アベンジャーズだ!」とテンションが上がりました(笑い)しかし10年以上たっているとは思えないくらい、エネルギッシュな先輩方に勇気を頂いています。秋山は相変わらず武骨で頑固な男です。今回もめちゃくちゃ激しいアクションがあり、例のごとくボロボロになります。何度も倒れては立ち上がり、「お前は本当に不死身だな」と言われるほど大真面目に死闘を繰り広げています。アクションや笑いや人情味があって、明日への活力になるような作品だと思っています。超豪華なお節料理のような本作を、ぜひ劇場で味わってください!
▽知念侑李(鈴木吉之丞役)10年ぶりの第3弾と聞いて、最初は耳を疑いました!何かのドッキリかと思ったくらいです。また皆さんと会えるんだなと、本当に楽しみでした。現場は相変わらずの雰囲気でしたが、10年も経つと体調の話が盛り上がりますね(笑)。刀と弓矢を同時に扱う殺陣は、脳トレ状態で一番のチャレンジでした!ちなみに、今回はフンドシ姿がなくて本当にホッとしています(笑い)。皆さんの応援次第では「4」があるかも!?ぜひ劇場で僕たちのフルスロットルな姿を楽しんでください!
▽柄本時生(増田弘忠役)前作でやりきった空気だったので、本当にびっくりしました。台本を開いたら「飛ぶ」と書いてあって、どうやって撮るんだろうって(笑い)。撮影前から面白い映像になるんだろうなと楽しみでした。現場は当時のままでしたが、休憩中の話題が「腰が痛い」、「健康診断どうだった」といった体の話ばかりになっていて、そこは確実に10年の歳月を感じましたね(笑い)。それでもカツラと衣装をつけると自然と当時の空気に戻れましたし、増田も相変わらず皆さんの後ろをくっついて歩いています。今回も湯長谷藩のメンバーがボロボロになりながら、一生懸命走って、戦って、飛んで、むちゃくちゃことをやっています。絶対に皆さんに楽しんでいただける作品になっていると思いますので、ぜひ劇場に観に来てください。
▽六角精児(今村清右衛門役)ああ、またあるんだって思いました。「わあ、うれしい!」というよりは、みんな10年経ったらどうなってんだろうなって感じでしたよね(笑い)。今村さんの動きは鈍くなりましたね…。それはもうしょうがないので、なるべく間違えないように気をつけてやっています。だから立ち回りの時が一番緊張します(笑い)。人間の面白さ、辛さ、悲しさなどがいろいろ含まれている、とても楽しい映画だと思います。肩の力を入れて見るような映画ではございませんので、リラックスして、ゆったりとした気持ちで見ていただければと思います。
▽西村まさ彦(相馬兼嗣役)「またやるのか」という感じですよ。こちらはすっかり歳を重ねて、立っているのもやっとという年齢ですからね。台本を読んだら、笑わせなきゃいけないプレッシャーが強くて「無理だよ」と思いました(笑い)。みんなは10年前と同じような感じで書かれているのに、相馬だけがすっかり年老いちゃって。やりたい放題の作品で、撮影中は一日たりとも心地の良い日々を過ごせていないです(笑い)。まあ何が言いたいかと申しますと、10年ぶりですよ皆さん。ぜひとも劇場に足を運んでください。どうぞよろしくお願いいたします。
▽本木克英監督 大国の支配者による横暴が目に余る昨今、小さく強い湯長谷藩ならこの難局をどう痛快に乗り越えるだろうか?そんな夢想をしながら、キャストや京都のスタッフと共に取り組みました。日本一の規模を誇った加賀藩の参勤交代の再現に加え、これまで企画として果たせなかった「さらさら超え」や、「鳥人幸吉」の伝説を新たな要素として取り込み、忖度(そんたく)なしの振り切った群像喜劇にしたいと脚本の土橋さんにはお願いしました。サムライたちが山を越えて空を飛ぶ。時代考証の限界に挑み、娯楽時代劇の面白さを凝縮した本作をぜひ大きなスクリーンで楽しんで下さい。



