HKT48の多田愛佳(22)が10日、福岡・西鉄ホールで卒業公演を行った。

 アンコールの卒業セレモニーでは、リボンがたくさん着けられたピンク色の卒業ドレスで登場。ソロで自身が10年前にAKB48のオーディションで歌った曲でもある「桜の花びらたち」をソロで披露した。

 多田は、「私は、握手会が苦手で、目に見えてファンの方が減る状況もありましたけど、HKT48に移籍してきて本当に良かったなと思います。私は生まれ変わっても、またアイドルになりたいです。結婚するまで応援してください」とあいさつ。

 最後にはメンバーと「ありがとう」を熱唱。涙をこらえながら、「楽しい10年間を皆さんのおかげで過ごすことができました。本当はすごく不安なんですけど、自分のためにもHKT48のメンバーのためにも、道標になりたいので、明日から死にものぐるいで頑張りたいと思います。本当に10年間ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

 多田は渡辺麻友、柏木由紀らと同じAKB48の3期生。「らぶたん」の愛称で、デビュー後は、渡辺らとともに派生ユニット「渡り廊下走り隊」の一員としても活動。選抜総選挙も第1回で20位にランクインして以降、第7回まで連続でランクイン(昨年は出馬を辞退)。12年にHKT48へ移籍してからは、チームK4のキャプテンに就任するなど、指原莉乃と若手メンバーを引っ張ってきた。一方で、今年に入り、舞台に出演するなど、女優としても活動を本格化させ、1月17日に卒業を発表していた。