NMB48の山本彩(20)は21日、総選挙の速報発表で、昨年の14位から大幅アップの7位に入ったものの、弾けるような笑顔はなかった。この日は、大阪・オリックス劇場で、楽曲人気1位を決める「リクエストアワー」初日に出演。50位から26位の「結晶」まで発表が終わり、いったんアンコールをはさみ、速報発表が行われていたAKB48劇場へと中継がつながれた。

 山本らは壇上で、大型スクリーンの中継に見入り、SKE48や、後輩グループHKT48メンバーが次々に名前が呼ばれていく様子を見ていた。NMB48で最初に名前を呼ばれたのは69位の高野祐衣。谷川愛梨(55位)白間美瑠(43位)小谷里歩(40位)ら、速報ながら初めてランクインしたメンバーはいたものの、総勢で兼任メンバーを含む13人。昨年、山本とともに選抜入りした渡辺美優紀(20)は25位へ順位を落とした。

 「いや、もう、初めて速報で名前を呼ばれたメンバーもいて、うれしい半面、まだまだ、悔しい思いはありますね。でも、まだ始まったばかりなんで、みんな自分に自信をもって、期待して、プレッシャーを楽しめたらいいなって思っていますんで!」

 真摯(しんし)な表情であいさつした山本に、客席からは「てっぺんとろ!」と声が飛んだ。公式ガイドブックで“センター”を務めた山本に「逆転1位宣言」を促したゲキに、山本はしばし絶句。個人的な思いはあえて封印し「1人でも多く、NMBのメンバーが入れるように、まだまだあきらめませんよ!」と、声を張り上げた。

 というのも、山本はHKT48を引っ張る指原莉乃をライバルと考え、自分を鼓舞してきた。HKT48の躍進は指原のリーダーシップも大きいだけに、自分自身とチームにハッパをかけたかったようだ。

 ただ、舞台からの去り際、最後の1人まで残り「てっぺんとったんで!」と、両手を大きく上げて絶叫。エースとしてチームも、個人の順位も巻き返しを、ファンに約束した。

 また、この日のリクエストアワーには、AKB48へ移籍した小笠原茉由(20)も、凱旋(がいせん)して出演。初日は50位から26位まで発表され、最新曲「高嶺の林檎」などシングル全9曲中、6曲が入った。この日最高の26位は、昨年1位の「結晶」だった。

 アンコールを終え、最終楽曲も歌い、客席に別れのあいさつも済んだ後、小笠原は、渡辺とともに、ステージへ再登場。「温かく迎えてくれて、ありがとう」と頭を下げると、舞台上で号泣。まーちゅんコールに感動して、言葉を失い、数秒間の沈黙の後「もっと大きくなって帰ってきます」と頭を下げた。